✭生きたまま葬られる実習

パウロ・コエーリョ作 『星の巡礼』より

登場人物のパウロとペトラスがガイドとなって

サンチャゴへの道を旅しています。

 

この実習のところでは「死」について学びました。

私は、ここに差し掛かる前、強い恐れを感じました。

その失うことの恐れです。それは、失敗や不運な

出来事から失った対象物よりも、むしろ”愛する”こと

をやめてしまう恐れであることに気づきました。

ここでも、めだかや貝が私のメッセンジャーになり

ました。広い水槽に引っ越ししてから、めだか2匹と

共に暮らしていたさかまき貝と

新しい水槽に加わった赤星のめだかを失ったのです。

具体的な出来事は書きませんが、メッセージは

 

・愛すること(無償の愛、博愛)

 

・内なる自分を信じること

 

・ゆっくり生きること(先を急がないこと)

 

・今にいること

(死の瞬間、過去に戻ってゆきます。未来を見過ぎても不安になり、結局、慣れた過去に居続けることになるからです。)

 

私は、常に”意識の向け先に注意を払うこと”が重要だ

と感じました。

 

〜生きたまま葬られる実習では

想像力が足りないのか、なかなか進みませんでした。

何度も途中、眠ってしまって…

目覚める瞬間は、窓から吹き込んでくる風が優しく

心地良かったこと。鳥たちがはしゃぐ声に、

生きている喜びを感じられたこと。私は、それで

この実習にOKを出しました。

 

そして、またサンチャゴへの道を歩いてゆきます。

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