パウロ・コエーリョ作『星の巡礼』の実習。
自分のことを悪いと思う感情が出てきたら、同じ手の人差し指を親指の甘皮に痛みを感じるまで食い込ませる。痛みに集中すること。精神的苦痛を肉体的苦痛に変える行為であり、冷酷な思いが消えるまで食い込ませつづける。
実習の感想…
私は、自分で自分を傷つけられないでいる。そして、心のなかでも傷つけられないでいるのは、わたしが成長した証なんだ。上手くゆかない日々が続いても、とにかく、自分自身を信じたいんだ。でも、過去の私は、ずっと心のなかで自分自身を傷つけていたなぁ。
手と心は繋がっているから、指を使って痛みを感じる実習は、とても分かりやすい。自身の痛みに、ちゃんと目を向けないと、後々厄介な姿に変えて出てきてしまうから。その日に、見方を変えて手放したほうがよい。そう、簡単ではないけれど…ここに努力する。
たった5分でも時間を取って、心の奥の声に耳を澄ます。忙しさに負けやしないで。簡単にやり過ごしてしまうと、ただ、やっているだけになってしまって、何も聞いていないのと同じになってしまう。おまけに、簡単にまわりに流されてしまうから。
私にとって、この実習は良かった。創造するもの(アーチスト)は、血生臭さも必要だ。人は、自分自身の痛みを知ってるから、優しくなれる。
感情のメッセージを感じて賢く生きてゆきたいなぁ。