パウロ・コエーリョ作 『星の巡礼』より
ペトラスとパウロが私のガイドとなって、サンチャゴ
への旅をしています。
ここでは、「命令と服従」について学びました。
自分のタイプは、命令する側ではないなぁ。
もっぱら、服従のほう。だからかな、服従関係に
陥ることにすごく抵抗を感じるのは…。
それって、自由さを失う。
自分の考え、大切にする思いが無視される感じがする
し、同じように相手を尊重する思いだって、やっぱり
無視されるでしょう。
自分の中から聴こえてくる声だって、正しいものを
選択しなければならない。自分をダメにする考えや
思いが四六時中、流れてるんだ。
だからこそ、私の心と身体には、私自身が意識して
語りかけてゆかなければ…。
心の奥の声を聴くことって、そう簡単ではないけど
今では、ずっと楽にできるようになった。
余裕もある。
自分自身と向き合う時間は、心の整理になるから
スッキリするんだなぁ。
そう、部屋の掃除するみたいかな。
それから、わたしは、ゆっくり生きるようにしてい
る。その方が、常に心の整理しながら進んでるからい
いみたい。
そして、スローに生きるほうが部屋も汚れにくいこ
と。機械もスローで長く動かすほうが、汚れにくいこ
とが分かった。その方がなにかとエコかもね。
音の実習は、どこにいても最後に残ったのは
水の音だったなぁ。
家の中の水槽の水の音。
公園の近くに流れる川の水の音。
リュクの中の水筒のお茶の水の音。
セミや鳥たちの声、樹を揺さぶる風の音、乗り物や
工事の音などは次々と遠ざけて…
始まりも終わりもない水のサイクルは
生命のサイクルでもある。
身体も水でできてるから
わたし自身も水と友だちになって、水が囁く声に
耳を傾けてゆきたいなぁ。